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「夜のゴミ捨て」みっ、見逃して~

某月某日、「なんちゃって」ヘルパー日のこと。今日はトラ吉が出張で留守だ。なので、明日の朝ごはん用におにぎりを作っておくことにする。.......あっ、おにぎりよりも大切なことがあった。明日はプラゴミの日だ!

プラゴミとはプラスチックゴミのことである。ママさんの住む自治体では、ゴミの分別が厳しい。プラスチックのゴミは燃やすゴミとは分けて出さなければならない。その収集日は、週1日だけである。プラゴミって、かさばるんだよね~。1週間たつと45リットル入る袋がもうパンパンになる。

捨てなきゃ。でも、トラ吉は今晩帰ってこない。どうしよう。.....ええい、帰るときに出しちゃえ! 夜のうちにゴミを出している人って結構いるし、一回ぐらいなら許されるだろう。常日頃ちゃんとルールを守るモモンガとしては心苦しいが、かといって来週の収集日まで置いておくのも。。。。。

で、晩ごはんの片づけが終わった後、玄関でゴミ袋の口をしばっていたら、ママさんが居間から顔を出した。

「あんた、ゴミは夜捨てるんじゃないよ」

え~っ、そんなこと言うならママさんが捨ててくれよ~。ママさんは燃えないゴミ用の袋に燃やすゴミを平気で入れてるじゃないか~。う~ん....認知症になっても、『ゴミは夜出してはいけない』というルールだけは身に染み付いているんだな。すごい!

ママさんがうるさく言うのでしかたなく、「じゃあ、玄関に置いておくから、明日の朝捨ててね」と言っておいた。どうせ覚えていないんだから大丈夫。そして、ママさんがトイレに入った隙に、そ~っと玄関のドアを開けてゴミ袋を外に出しておく。帰るときに捨てるためだ。そして帰り道。ゴミ集積所に置いてネットを念入りに掛けていたら.......

「モモンガちゃん」と声を掛けられた。あ~っ、イワテさんのおじさんだ。犬の散歩帰りのおじさんに見つかってしまった!

「すっ、すみません。見逃してください! 今日はトラ吉が出張でいないんです」

おじさんは非難することなくやさしい言葉をかけてくれた。「おれ、明日の朝捨てておくよ」いえ、そんな申し訳ない。「もう二度としませんから」と言って、ネットがめくれないように、大きめの石を重しに置いた。

あぁ.....何も考えずに平気でゴミを捨てられる人になれたらどんなに気が楽か。でも、モモンガはきっとできないだろうな。24時間365日いつでもゴミが捨てられるようになればいいのに.....と自分のことを棚にあげて、心の中でちょっと思った。

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