成年後見制度、申立て開始へのはるかな道 その3 提出しました!

申立て書類がようやく揃った。提出は郵送でもできるが、万が一のことを考えて直接家裁へ持っていくことにする。

家裁では係官が書類を一通りチェックしてくれ、ほぼ問題ないとのことで受理してくれた。「ほぼ」というのは、本来なら介護サービスにかかった費用の領収書をつけなければならないところ、それが落ちていたから。費用は銀行引き落としだし、通帳のコピーも提出するのでそれでいいと思って用意していかなかったのはモモンガの落ち度である。

今後の手続きだが、書類を改めて確認したのち、家裁から申立て人(モモンガ)に連絡が入るという。担当の係官がママさんの状況を確認に来るそうだ。立会いは申立て人のモモンガだけでよく、日時もこちらの都合に合わせてくれるそうだ。助かる~。

係官はさらにこう言った。「鑑定は必要ないかもしれません」 えっ、本当?! パンフレットには、「後見と保佐では、必要なときは、本人の判断能力の程度を医学的に十分確認するため、医師による鑑定を行います」(法務省民事局パンフレット「ご存知ですか 成年後見制度」p. 5)と書いてあるし、もう鑑定は避けて通れないと覚悟していたよ~。

それが受けなくてもよいとなると本当に助かる。お金の問題ではない(前述のパンフレットによると、鑑定料は個々の事案によって異なるが10万円以下という)。鑑定となったら病院に連れていかなければならない。行くとしたら以前かかっていた大学病院だろう。初診扱いだからまた朝早くから順番待ちをして、CTやらMRIやらの検査予約をして、実際に検査を受けて、その結果を聞きに行って。。。となるとまた一仕事だ。病院へは最低3回は行くことになるだろう。モモンガもトラ吉も、また仕事の算段をつけなければならない。

鑑定が必要ないかもしれないという根拠は、添付した医師の診断書の記載が「保佐」に相当のものであるからとのこと。診断書にはいくつかチェック欄があって、医師がどの欄にチェックを入れたかで「後見」「保佐」「補助」のどれが適当かを判断するそうである。なるほどね~。それに、「アルツハイマー型認知症」の診断がおりていることも根拠のひとつだそうだ。

ふ~ん。鑑定って、後見等がまだ必要ではない人に対し、財産狙いの親族が勝手に申し立てたような場合も想定してるのかも。これって刑事ドラマの見過ぎ?

さて、喜ぶのはまだ早い。ぬか喜びは禁物だ。でも、鑑定をしなくて済むなら、本当に、本当に助かる~。

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成年後見制度、申立て開始へのはるかな道 その2 「二人で協力して」

申立てに必要な書類は揃った。財産目録・収支予定表もなんとか作った。残るは「申立ての実情」「候補者がふさわしい理由」「本人の日常生活・心身の状況」についての作文だ。うちの場合は、モモンガとトラ吉二人を保佐人に選任してくれるよう申し立てる。二人が保佐人になることは可能だが、それ相当の根拠が必要だ。

モモンガとトラ吉はママさんに残された数少ない親族である。80を越えたママさんには親はもちろんのこと、兄弟姉妹や配偶者も既にない。トラ吉はママさんと同居しており、モモンガは自宅から定期的に「なんちゃって」ヘルパーをしに通っている。申立書には、「二人とも仕事を持ち、職場では中堅である。どちらか一方だけに負担を強いるのではなく、二人で協力して本人(ママさんのこと)の保佐を行いたい」、と書いた。

かつてモモンガとトラ吉は決して仲のよいきょうだいではなかった。きょうだいなのに顔かたちも性格も全く似ていない。「なんちゃって」ヘルパーを始める前は、もう何年も会っていなかった。別に会いたいとも、会う必要があるとも思っていなかった。そのようなモモンガが「二人で協力して・・・」と思うようになったとは! 昔のことを考えると、我ながら信じられない気持ちだ。そう考えると、ママさんが認知症を患ったことも、あながち不幸ではないのかもしれない。

書類は整った。あとは提出するのみ。さあもう一度よく見直そう。

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成年後見制度申立て準備、ただいま進行中!

今週はラッキーなことに、平日に1日仕事を休むことができた。そこで申立て準備の先を進めることに。提出を求められる書類の中には、「登記されていないことの証明書」というのがある。これは文字通り、本人(うちの場合はママさん)に対して成年被後見人、被保佐人等の登記がされていないことを証明するものである。

証明書を発行するのは法務局だ。直接行ってもいいし、郵送でも申請できるそうだ。よかった! 申請書は簡単に書けるが、注意しなければならないのが手数料の支払い 。申請書に印紙を貼る欄があるのだが、収入印紙ではなく「登記印紙」を貼れという。登記印紙? 聞いたことないよ。

登記印紙を入手できるのは、「各地の中央郵便局、各家庭裁判所の最寄の郵便局、法務局・地方法務局およびその支局・出張所で印紙売り場が設置されているところ」だそうだ。中央郵便局って、各都道府県にひとつしかないのかな。。。ネットで検索してもいまひとつよくわからない。ママさんちから徒歩圏に家庭裁判所の出張所があるので、「なんちゃって」ヘルパー日に早めに行って買えばいいやと思っていた。

それでも、法務局の所在地などを調べていたら。。。。な~んとモモンガの住む町にもあるではないか! しかも徒歩で行ける距離だ。ラッキー! 窓口は平日しか開いてないので、即、買いに行く。財布と地図、携帯電話だけを手に早速出かけた。

400円の登記印紙、無事に入手しました! 収入印紙と見た目はほとんど変わりません。

 Toukiinshi

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成年後見制度、申立て開始へのはるかな道

ママさんの成年後見制度審判開始の申立(もうした)てをしようと決意した。まずは必要書類を準備することから始める。

主治医の診断書:これはもう取った。

本人(ママさん)、申立人(トラ吉またはモモンガ)、後見人等の候補者(トラ吉、モモンガの両方またはいずれか)の戸籍謄本:みんな本籍地は遠くにある。直接役所に行けないので、郵便で請求。これも準備済み。

と、ここまでは簡単だ。だが、問題はその次。家庭裁判所(家裁)でもらった指定用紙を埋めないといけない。週末にまとめてやろうと取り出して確認する。どれどれ。。。

審判開始の申立書には、申立の趣旨や実情を書かなければならない。自由記述式なので、まずは文面を考えなくちゃ。それから、申立書付票というのもある。これには本人の生活状況・意志判断・記憶・心身状況などについて、また、本人の略歴、候補者がふさわしい理由などを書かなければならない。

それから親族関係図。本人を中心に、配偶者・親・兄弟姉妹・子などの関係者の氏名、生年月日などを記入する。ママさんは6人きょうだいの末っ子で、既に兄姉は亡くなっている。中にはモモンガは会ったことのない人もいるのだ(注:昔は、長男以外は養子に出されることも多かった)。あぁ、名前や生年月日を調べなきゃ。。。。

さらにやっかいな書類が。本人の財産目録である。預貯金の場合、通帳の最新のページをコピーしなくてはいけない。ママさんはいくつかの金融機関に口座を持っているが、統廃合によって支店が遠くなってしまったものもある。うわぁ~、○○銀行はなんて名前になったんだっけ?!

財産には生命保険、損害保険、年金、投資信託、株式等、不動産、そして債務(借金等)も含まれる。そのひとつひとつにつき詳細を記入し、証書等のコピーを添付しなければならない。

あぁ、ここまで書いたらやる気がすっかり失せた。一度に揃えるのはまず無理。モモンガだって忙しい。いくら通勤が楽になったとはいえ、仕事は山ほどある。ええぃ、来週末から始めることにしよう。

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成年後見制度、申立てへ

成年後見制度をご存知だろうか。認知症、知的障害、精神障害などで物事を判断する能力が十分でない人について、その本人の権利を守る援助者(成年後見人等)を選ぶことで本人を法律的に支援する制度である(「成年後見制度 詳しく知っていただくために」平成21年6月発行 家庭裁判所パンフレットより)。

これまでママさんは何度も押し売りから物を買い、訪問販売と契約してしまっている。幸いにして契約は全てキャンセルできているが、いつ悪質業者に引っかかるか気が気ではない。ママさんの財布に入っているのはせいぜい2000円程度だが、今の押し売りは「残金は振込みでもいい」などと言ってくるのだ。

成年後見制度の存在は以前から知っていたが、書類を揃えて家庭裁判所に申立(もうした)てるのが面倒だと思って避けてきた。でも、もうそんなことは言ってられない。ケアマネさんからも、ママさんを守るためにも成年後見を申し立てたほうがいいとアドバイスをもらった。

まずはインターネットで裁判所のウェブサイトにアクセスして概略を調べ、資料をダウンロードし、熟読した。申立てに必要な書類はダウンロードもできるが、各地の家庭裁判所(以下、家裁)によって書式が異なることがあるとか。それで家裁へ行ってみることにした。ちなみに、家裁なら日本全国どこでもよいというわけではない。本人(この場合はママさん)の住所地を管轄する家裁に行かなければならない。ママさんちから家裁の出張所までは歩いていける距離だ。ラッキー!

裁判所へ行ったのは生まれてはじめてである。職員の人はとっても親切で、モモンガの質問に対する答えも説明もわかりやすかった。成年後見制度には「後見(こうけん)」「保佐(ほさ)」「補助(ほじょ)」の3つがあり、判断能力の程度など、本人の事情に応じた制度が利用できるようになっている。「後見」の対象になる人は「判断能力が欠けているのが通常の状態」、「保佐」の人は「判断能力が著しく不十分な方」、「補助」は「判断能力が不十分な方」が対象となるとのことである。(「ご存知ですか 成年後見制度」(平成19年4月発行 法務省民事局パンフレットより)。

家裁の人はモモンガの説明を聞いて、ママさんは「保佐」に該当するのではないかと言った。もちろんこれは決定ではない。申立ての際には医者の診断書を出さなければならない。その後、本人の判断能力の程度を医学的に調べるために、「鑑定」を行うこともあるそうである。その他もろもろの書類を揃えなければならず、その手配でまた忙しくなるが、これこそ転ばぬ先の杖になってくれるはず。面倒だけど、大変だけど、今、やらなければならない。

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今度は新聞の勧誘が。。。

玄関先にプレート2種を貼ったというのに、今度は新聞の勧誘が来た。日本三大新聞(A、B、Cの3紙としよう)のひとつ、A新聞である。

ある日トラ吉が帰ってくると、米5キロと洗剤4箱があった。「なんだこれは?」とママさんに問うても当然ながら納得できる説明は返ってこない。隣のフクシマさん(仮名です)に聞いてみると。。。

A新聞の勧誘が来たそうである。「うちにも同じものを持ってきたから間違いない」とフクシマさん。でも、トラ吉がいくら探しても契約書のようなものはない。「どうしよう。。。」と、トラ吉からモモンガの携帯にメールが来た。

「A新聞? 管轄の販売所を調べてみるよ」と返信。あぁ。。。。ママさん、今度は新聞ですか。。。ママさんちはもうB新聞を取っているではないか。そのB新聞でさえ、ママさんは全く読まずそのまま古紙回収に出しているというのに、A新聞まで取ってどうするんだよ! フクシマさんの話によると、勧誘員は「ご挨拶のお品を持ってきました」と言って洗剤の箱を持ってきたそうだ。ママさんの「あらあ、もらっちゃっていいのかしら~」という声が聞こえてきたそう。続いて「じゃあちょっと(家の中に)入ってもらおうかしら」と。どうやら冷たい麦茶を出して歓待したらしい(トラ吉によると、その形跡が残っていたという)。フクシマさんは「ちょっと息子に電話して聞いてみる」という声がしたので、大丈夫だろうと思ったとのこと。

その後どうなったか。。。トラ吉の帰宅後、その勧誘員が契約書を持って訪ねてきたそうだ。ママさんが、「息子が7時ごろ帰ってくるからその頃にまた来て」と言ったらしい。勧誘員も、ちょっと様子が変だなと思ったとのこと。米5キロと洗剤4箱を返し、事なきを得た。今回も実害はなかったが、この次はわからない。フクシマさんのおばさんは、「誰か来てもドアを開けちゃだめって言ったほうがいいわよ」と言う。おばさん、そんなことはもう百万回も言ってます。それがママさんに通じればこんな苦労はしませんよ~(ToT)。

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転ばぬ先の杖?!

こんなものをママさんちの玄関先に貼ってみた。果たして効き目はあるだろうか。ないかもしれない。たぶんないだろう。おそらくない。いや、ないに決まってる! でも、こうやって「うちは気をつけているんですよ」という姿勢を外に示すことぐらいはできる。100円ショップへ行くと、こういうプレートが たくさん売っている。便利な世の中になったものである。

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介護はいつ終わるかわからない

「なんちゃって」ヘルパーを始めてから、早いものでもう2年8ヶ月が過ぎようとしている。始めた当初は、せいぜい5年だろうと思っていた。ママさんはその時81を過ぎていた。ママさんには年の離れたお姉さんが二人いた。その二人ともが85歳前後で亡くなっている。不謹慎だが、ママさんの寿命もそれぐらいだろうと思った。だから、時間もエネルギーも奪われ、ストレスは溜まる一方の介護を始めるにあたって自分に言い聞かせたのは、

「一生続くわけではない。せいぜい5年の辛抱だ。」

ということである。それで、介護が終わるまでは今までの生活を続けようと思っていた。モモンガの勤務先はとっても遠い。片道2時間15分だ。悪天候や電車の故障などがあったときはさらに時間がかかる。今までの最長記録は3時間40分。これ、片道だよ~。遠いので、朝は早く起きなければならない。前の晩、どんなに遅くまで仕事をしていても4時半に起きる。冬など、家を出る時間もまだ真っ暗。信号は点滅式だし、近くのコンビニはまだ開いていない。

「介護が終わったら引っ越そう。それまでは我慢しよう。」と思っていた。一日往復4時間半を通勤に費やし、持ち帰り仕事もしていたモモンガはいつも疲れていた。疲れているのにヘルパー日はやってくる。なにかというとママさんに八つ当たりしていた。夕飯を食べている時は「早く食べてよ!」と小言をいい、お風呂に入るのにぐずぐずしているときは声を荒げ、「さっさと入ってよ! あたし、忙しいんだから!」と、いつも怒っていた。よくないことはわかっている。でもどうしようもない。心の余裕も、時間の余裕も全くなかった。通勤の車内ではつり革につかまりながら寝ていて、前の席に座っている人に「降ります」と言って起こされた。乗換駅のホームで電車を待っている時は立ったまま眠りに落ち、倒れそうにもなった。そんな生活を2年8ヶ月続けてきたが、この夏は考え方を改めた。

「今の生活をよくしよう。介護はいつ終わるかわからない。」

ママさんはこの夏84になった。胃腸も足腰もとっても丈夫だ。介護生活は当分続きそうである。下手したら、モモンガのほうが先に倒れるかも。。。。ということで、モモンガはこの夏、職場の近くに引っ越すことにした。今の生活を少しでも充実させよう、と。だって介護はいつまで続くかわからないんだから。

後日談:先週、無事に引越しました。ママさんちからは遠くなりましたが、ヘルパー日以外の生活の質は向上しました。引っ越して大正解です。

 

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二度あることは三度ある?! (その2)

味噌の訪問販売がまた来たそうだ。以前の記事にも書いたが、ママさんは樽に入った味噌を売りつけられそうになったことがある。そのときは財布にお金がなかったので事なきを得た。

「このばあさんは買いそうだ。」 と思われたのだろう。今度は2人組で来たそうだ。以下は、お隣のフクシマさん(仮名です)のおばさんに聞いた話。

ある日、隣(ママさんち)から声が聞こえてきたんだって。味噌の訪問販売が来ていて、「あら1500円しかないわ」というママさんの声に続いて、販売員が「残りは振り込みでもいいですよ」って。。。夏なのでご近所さんたちは窓を開けっ放しだ。ママさんもそうなので、話し声は筒抜け。フクシマさんのおばさんは、これはマズイ! と家を飛び出したんだって。何かあった時のために、向かいのニイガタさん(仮名です)のおばさんに声をかけ、二人でママさんちに乗り込んだ(?)そうだ。そして一言、

「この人はだめですよ。痴呆が入ってるから」

「えっ!」と、販売員は驚いてすぐに立ち去ったとか。ママさんはピンポイントで狙われていたらしく、彼ら訪問販売員はご近所さんのどのお宅にも寄らず、ママさんちに一直線だったんだって。恐ろしい。。。フクシマさんも、「わかって来てるんじゃないの?」と言っていた。以前来た業者と同じかと聞いたそうだが、違うと答えたとのこと。「同じ」でも、「違う」でも、狙われていることには変わらない。

今回も危ないところでセーフだった。ご近所さんのおかげである。フクシマさん、ニイガタさん、本当に本当にありがとうございます。モモンガもトラ吉も、なんとお礼を申し上げたらいいかわかりません。どうかこの素晴らしきご近所さんたちお一人お一人に、神様の大いなる祝福がありますように。

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二度あることは三度ある?!

ママさんにはまたやられた。。。牛乳の宅配をまた頼んでしまったのだ。モモンガが知る限りではこれで3度目。トラ吉によると4度目だという。ただし、今度の業者は以前とは違うところだ。

早速断わりの電話を入れる。前と同じように対応は丁寧だ。そして前と同じように営業担当者が、そんなバカな、せっかく契約を取ったのに! とやってきたのも同じ。こちらも前と同じように丁寧に事情を説明してわかってもらう。

そして無事解約。今度もまともな業者でよかった。まったくママさんには振り回される。宅配の牛乳レベルで終わっているうちはいいのだが。。。。

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